末期の水とは

query_builder 2026/08/12
葬儀の知識
末期の水とは


末期の水(まつごの水)とは、人が息を引き取った直後(または直前)に、故人の口元を水で湿らせる仏式の儀式です。「死に水(しにみず)」とも呼ばれます。

故人があの世へ旅立つ際に喉が渇かないようにという願いや、あの世での喉の渇きを癒やす祈りを込めて行われます。

儀式の主な手順と作法

1:箸の先に綿やガーゼを巻き、白糸で縛ったもの(または割り箸と綿)を用意し、茶碗に入れた水に浸します。

 

2 行う順番:故人と血縁関係が近い順に行うのが一般的です。

※配偶者 → 子 → 親 → 兄弟姉妹 → 孫 → その他の親族

 

3当て方:綿にしみ込ませた水で、故人の唇をチョンチョンと優しく濡らすように軽く当てます(実際に水を含ませたり流し込んだりする必要はありません)。

現代における注意点

・病院で行う場合:近年では病院の看護師や葬儀スタッフが準備を行ってくれることが多く、死後処置(エンゼルケア)の一環として行うのが主流です。

 

・無宗派・他宗派:元々は仏教(釈迦の臨終の際のエピソードに由来)の風習ですが、神道やキリスト教、無宗教の葬儀でも、別れの儀式の一環として似た形で行われることがあります。浄土真宗では「亡くなるとすぐに極楽浄土へ往生する」という教えから、本来は末期の水を行わないのが原則とされていますが、遺族の希望や地域・念仏寺院の意向によって行う場合もあります

 

 

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